子どもたちだけでのビブリオバトルに挑戦した「お試しか!子どもビブリオバトル」。
今回は、小学2年生から6年生までの女子12人が参加。
そのうち7人が、バトラーとして本の紹介をしてくれました。
子どもたちの希望により、紹介時間3分のミニ・ビブリオバトル形式で行いました。
全員が同じ机を囲んで、ひとりずつ持参した本を紹介していきます。
友だちと連れ立って来た子がほとんどでしたが、
やはりたくさんの人の前で喋るのは緊張した様子。
それでも、話の内容や、どこがおもしろかったかなど、
考えながら道筋立てて、しっかりした紹介をしてくれました。
最初はなかなか出なかった質問も、次第に
「好きなシーンはどこですか?」「帽子のページが見たいです」
など子どもから飛び出すようになりました。
開いて示されたページをみんなで覗き込む場面もあり、
それぞれ、紹介本に興味を持ったようでした。
チャンプ本は投票形式で決定。今回のチャンプ本は2冊です、と告げると、
子どもたちからは「おお・・・!」とどよめきが起きました。
その顔は一様にドキドキしていて、紹介とはまたちがった緊張感に包まれていました。
自分の紹介した本がチャンプ本として呼ばれると、
「えっ!?」と戸惑いながらも嬉しそう。
チャンプ本に輝いた二人を祝福する拍手も起き、
会場に笑顔と暖かな空気が満ちたままの終了となりました。
終わったあと、思ったように発表できた?との問いに首を横に振ったり顔をしかめたり。
どの子も自分の発表に、満足とはいかなかったようです。
それでも、「緊張したけど、楽しかった」「またやりたい!」と、
ビブリオバトルを楽しんでくれた様子。
中には「私、何票だった?」と訊きに来る子もいて、
次回への意欲を感じさせてくれました。
子どもたちが、本とふれあい、人とふれあいながら、
読書体験を身近に楽しんでくれるよう、
新座市児童センターではこれからもビブリオバトルを開催していきたいと思います。
今回の発表本は以下の通り(★がチャンプ本)
・ミラクルおしゃれ!ラブかわヘアアレンジ/ガールズ向上委員会
・かいけつゾロリのじごくりょこう/原ゆたか
・一円大王さま/すとうあさえ、白土あつこ
・ありがとう!わさびちゃん:カラスに襲われた子猫は天使になった/わさびちゃん
★マルガリータとかいぞく船/工藤ノリコ
・ジャングルめがね/筒井康隆
★アリクイにおまかせ/竹下文子
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